ニュース 電子 作成日:2019年7月3日_記事番号:T00084398
人工知能(AI)チップと関連技術、製品の開発で産官学が連携する「台湾人工智慧晶片聯盟(AIオンチップ台湾アライアンス、AITA)」が2日発足した。台湾が得意とする半導体技術とAIの統合を進め、4年後にAIチップの世界市場シェア25%を目指す。3日付経済日報が報じた。
沈経済部長(左4)は、2022年にAIチップ市場規模は5,000億元に達する見通しで、台湾は世界3位以内の座を守ると表明した(経済部リリースより)
AITAは行政院科技会報(BOST)弁公室と経済部が主導し、▽聯発科技(メディアテック)▽聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)▽創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)──などIC設計24社、▽聯華電子(UMC)▽南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)▽力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)──など半導体製造5社、▽日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)▽矽品精密工業(SPIL)──など半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)8社、▽米シノプシス▽米ケイデンス・デザイン・システムズ──などソフトウエア4社、▽米マイクロソフト(MS)▽華碩電脳(ASUS)▽広達電脳(クアンタ・コンピューター)▽鴻海精密工業▽台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)──などシステム統合・最終製品製造9社を含む計50社以上、および工業技術研究院(工研院、ITRI)と大学が加盟する。
経済部と加盟企業は来年AIチップの開発にそれぞれ10億台湾元(約34億7,000万円)以上を投じる。
沈栄津経済部長は、企業のAIチップ研究開発(R&D)費用を10分の1に低減、開発期間を半年以上短縮できるよう支援すると表明した。
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