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台電がサウジIWPP入札撤退、現地パートナーが賠償請求


ニュース 公益 作成日:2008年6月27日_記事番号:T00008440

台電がサウジIWPP入札撤退、現地パートナーが賠償請求

 
 台湾電力は26日、サウジアラビアのIWPP(発電・淡水化設備を建設、運営し、電力・水を販売する事業者)建設プロジェクトでの競争入札から撤退を決めた。このことが台電の現地パートナーの激しい反発を呼び、同社に対し賠償金を求めるとの声も上がっている。27日付聯合報が報じた。
 
 同プロジェクトへの入札は、台電、台湾自来水公司(台水)、台湾汽電共生(台汽電)が現地の3企業と投資チームを結成して進めてきた。当初今年2月に入札が予定されていたが、3度延期され、今週日曜(29日)に入札が行われることになっていた。
 
 現地パートナーは、「同プロジェクトはサウジ王室が指示し、サウジ政府、サウジ銀行の支持と保証もある。台電の一方的な撤退表明は驚きで不可解だ」としたうえで、「サウジ側は既に2億台湾元(約7億円)を投入しており、台電に対し少なくとも5,000万米ドルの賠償を求める」と語っている。
 
 台電はこの件に関してコメントを拒否している。また、経済部によると、台水と台汽電が撤退するかどうかについては現段階では未確定としている。