ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中華パルプの紙ストロー原紙、プラ規制で月2千万本超え


ニュース その他製造 作成日:2019年7月3日_記事番号:T00084406

中華パルプの紙ストロー原紙、プラ規制で月2千万本超え

 製紙大手の中華紙漿(中華パルプ、CHP)は、7月から商業施設やチェーン経営のファストフード店などで使い捨てプラスチック製ストローの店内飲食向け提供が禁止されたのに伴い、紙製ストロー用原紙の台湾向け出荷量が、6月に初めて2,000万本相当を超えた。輸出向けも含めた年間出荷量は5億本相当に達する見通しだ。3日付工商時報が報じた。

 陳瑞和副総経理は、昨年9月に発売したストロー用原紙は、耐久性証明を取得していると説明。7月出荷量は飲料需要期入りで3,000万本相当以上に達し、台湾向けと輸出が各半分との見通しを示した。

 輸出向けでは、第2四半期から高品質のストロー用原紙を中国市場に出荷している。中国市場での紙製ストロー月間生産本数は、5億~10億本に上るとされる。また、同社と協力する川下業者は、北東アジア、東南アジア向けの紙製ストロー輸出に注力しており、世界的なファストフードチェーンへの出荷を果たした。

 同社と川下業者また、飲料スタンド向けの片先斜めカット紙製ストローなどの試験を進めている。順調に行けば、8月にまずセットで用いるフィルムを発売する予定だ。年間8億杯とされる台湾飲料スタンド市場向けで商機獲得を図る。