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USIグループ、初のB2C事業参入


ニュース 石油・化学 作成日:2019年7月3日_記事番号:T00084407

USIグループ、初のB2C事業参入

 石油化学大手、台湾聚合化学品(USI)はこのほど、新たに立ち上げた自社ブランド「USii(優系)」から食料保存用ポリ袋を発売し、グループとして初めてB2C(企業と一般消費者間の取引)事業に参入した。既にコストコ(好市多)やカルフール(家楽福)など大手量販店に販路を開拓している。3日付経済日報が報じた。

 「USii」ブランドの保存用ポリ袋は、植物から出る植物ホルモンのエチレンを吸収し、成熟の促進を抑制する効果を持つポリエチレン(PE)材料を使用しており、食料の鮮度をより長く保つことが可能だという。

 USIグループのB2C事業を主導するのは、米国の化学・電気素材大手、スリーエム(3M)で20年以上のキャリアを持ち、かつて同社の台湾支社で董事長を務めた呉東陽氏。現在はUSI傘下の順昶塑膠(スワンソン・プラスチックス)で副董事長に就任し、新製品開発チームを率いている。同氏の経験を生かし、グループ内に「アウトサイドイン」のビジネスモデルを確立したい考えだ。