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遠雄人寿、台北市で大規模な用地購入計画


ニュース 建設 作成日:2008年6月27日_記事番号:T00008441

遠雄人寿、台北市で大規模な用地購入計画

 
 遠雄集団傘下の遠雄人寿保険は26日の董事会で、趙藤雄同社董事長に対し、140億台湾元(約500億円)を限度額として台北市松山区、内湖区および信義区をターゲットとした商用不動産の購入を委任した。取得後は住宅建設に使用する予定で、同集団の開発計画をさらに拡大する考えだ。27日付経済日報が報じた。

 台北市信義区の宿泊・会議施設、亜太会館の競売が延期となった後、域内不動産市場は一時的に大きな動きが見られなかった。それだけに多額の資金を用意した遠雄人寿の不動産購入計画は、市場で大きな注目を集めている。

 不動産開発を核心事業とする遠雄集団は、過去数年は主に台北県で開発を進めてきた。しかし趙董事長は先ごろ、亜太会館など台北市での住宅開発に興味を示していた。

 亜太会館の競売については、相次いで底値が引き上げられるのを見て入札を取り止めた。ただ、遠雄人寿内部には、亜太会館の落札価格が合理的なものとなるなら、入札に参加する可能性も排除しない考えもあるとみられる。