ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年7月4日_記事番号:T00084429
米商務省が2日、台湾、韓国製の鋼材を使用し、ベトナムで若干の加工をした上で米国に迂回(うかい)輸入される耐食鋼と冷延鋼に最大456.23%の関税を課すと発表したことを受け、中国鋼鉄(CSC)の黄建智業務副総経理は、日本製鉄(旧新日鉄住金)などとのベトナム合弁会社、CSVC(中鋼住金越南)の冷延工場の製品が対象に含まれるか調査しており、該当する場合、台塑集団(台湾プラスチックグループ)などとの合弁、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)からの鋼材調達を増やして対応すると表明した。4日付工商時報が報じた。
黄業務副総経理は、同冷延工場の熱延鋼材の需要量は約10万トンで、大半を傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)から、一部をFHSから調達していると明らかにした。
経済部国際貿易局(国貿局)は、近く業界各社と対応策を協議すると表明した。国貿局によると、2018年の台湾からベトナムへの熱延製品輸出量は117万8,000トンと全体の25.9%を占め、輸出先別で最大だった。
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