ニュース 運輸 作成日:2019年7月4日_記事番号:T00084440
台湾高速鉄路(高鉄、THSR)は3日、工業技術研究院(工研院、ITRI)、鉄道車両メーカーの台湾車輌(台湾ローリングストック、TRSC)との間で、車両台車の走行テスト用設備(BRT)と液体式ディーゼル機関車を調達することで契約を締結した。台湾政府が推進する「国車国造(台湾業者が車両生産、軌道建設)」政策にとって重要な一里塚となるとみられる。4日付経済日報が報じた。
高鉄の江耀宗董事長(左)は、国車国造政策の効果が表れ、昨年の自主メンテナンス比率は90%以上に達したと語った(同社リリースより)
高鉄によると、BRTは工研院が開発に協力した。今後、検査や修理を終えた台車の時速300キロメートルでの走行テストに用い、列車の保守品質や台車のテスト効率向上に貢献する見込みだ。
鉄道車両の台車はテストや修理が非常に複雑で、日本、ドイツ、中国しか関連技術を擁していなかったが、台湾が加わることになる。
林佳龍交通部長は契約式で、「国車国造」政策の下、高鉄と企業が協力して部品などの開発を進めれば、将来「台湾チーム」として技術を輸出し、商機を創出できると期待を示した。
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