ニュース 農林水産 作成日:2019年7月4日_記事番号:T00084442
日本酒を含む穀物酒をはじめ、農水産物15項目の輸入関税の大幅引き下げを含む税関輸入税則の改正案が3日、立法院臨時会で最終可決(三読)された。総統の公布から3日以内に発効する。酒・たばこ大手、台湾煙酒(TTL)は、日本酒の販売価格は9~10%下落するとの試算を示した。4日付工商時報などが報じた。
穀物酒の関税率は現行40%から20%に、温州ミカンは現行30%から15%に、ヤマイモ(ナガイモ)は現行16%から12%に引き下げられる。この他、▽みそ▽カレールー▽冷蔵ホタテ貝▽冷凍シシャモ▽冷凍タコ──など。財政部は、年間2億7,000万台湾元(約9億3,700万円)の税収減を見込む。
TTLは、同社の玉泉清酒の販売価格は日本酒より55元安く、日本酒の関税が引き下げられても35元安いと試算を示した。ただ、玉泉清酒の販売量は19%減少し、販売額は5,141万元減少すると予想した。
酒類の2018年の台湾市場規模は7億7,928万リットルで、うち穀物酒は657万リットル。内訳は、台湾産の穀物酒が433万リットル、輸入は224万リットルで、日本酒が98.36%を占める。
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