ニュース 電子 作成日:2019年7月5日_記事番号:T00084449
IC設計、金麗科技(RDC)の易建男董事長は、12ナノメートル製造プロセスの製品を顧客と共同開発中で、2020年第3四半期に量産を開始する予定と語った。詳細は明かさなかった。業界では、第5世代移動通信(5G)基地局向け製品を受注したとの観測が出ている。5日付自由時報が報じた。
易董事長は、米中貿易戦争後、X86互換中央演算処理装置(CPU)を巡って中国の顧客と商談する機会が増えたと明かした。金麗科技は、X86互換CPUを台湾で唯一開発しているが、従来は大手のインテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)に阻まれ、受注が困難だった。
金麗科技は今年、12ナノの高速入出力(I/O)機能を統合したシステム・オン・チップ(SoC)の研究開発(R&D)費として、3,000万台湾元(約1億円)以上を想定している。12ナノのマルチコア、マルチチップ構造の開発費は6,000万元、12ナノの人工知能(AI)クラウド加速チップ開発費は3,000万元を投じる予定だ。これらは▽多軸モーター制御▽産業用ロボットアーム▽プログラマブル・オートメーション・コントローラー(PAC)▽組み込み式モバイル端末──などに使用される。
金麗科技の昨年売上高は3億6,900万元で前年比46.42%増、純利益は5,059万元と、10年ぶりに黒字転換した。
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