ニュース 電子 作成日:2019年7月8日_記事番号:T00084477
NTTドコモは5日、出資先である通信キャリア大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)に対し、ドローンを活用して通信鉄塔の点検作業を支援するサービス「docomo sky」を提供する形で、共同実証プロジェクトを台湾で開始したと発表した。
実証実験を行った通信鉄塔。台湾では従来、基地局を1基ずつ目視で確認して、故障箇所を特定することが一般的で、人的コストが課題だった(NTTドコモリリースより)
「docomo sky」の海外展開は、インドネシアに続いて2例目。ドローンの操縦者は、簡易な操作でドローンをコントロールできるグランドコントロールステーションアプリケーション(GCSアプリ)を用い、基地局の高度やドローンとの距離などを設定することで、ドローンの自動飛行、自動撮影、撮影画像のリアルタイム送信ができる。点検者は「docomo sky」のウェブサイトにログインし、専用画面から遠隔地の品質保全状況の確認を即時に行うことができる。
先月20日、遠伝が保有する新竹市周辺の基地局で、ドローンで撮影した映像により基地局の破損、サビなどの状況を確認した。これにより点検者が鉄塔を1基ずつ目視で確認する既存の手法と比較し、点検業務における作業の安全性の向上や3分の1程度の作業時間の短縮効果を確認した。
両社は今後も引き続き、台湾の基地局への効果検証を行う。
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