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6月の外貨準備高、2カ月ぶり過去最高【図】


ニュース 金融 作成日:2019年7月8日_記事番号:T00084484

6月の外貨準備高、2カ月ぶり過去最高【図】

 中央銀行(中銀)が5日発表した6月末の外貨準備高は、前月末比25億3,500万米ドル増の4,669億6,900万米ドルと、2カ月ぶりに過去最高を更新した。中銀外匯局(外国為替局)の顔輝煌局長は、▽米ドル安による他通貨建て外貨準備の価値増加▽外貨の運用益▽中銀の市場介入──のためと説明し、5月に続く2度目の市場介入を公式に認めた。6日付工商時報が報じた。

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 6月18~24日の4営業日の外資の台湾株買い越しは累計391億台湾元(約1,360億円)と、6月全体の423億元の92%が集中した。中銀が市場介入したことで、台湾元は対米ドルで0.418元の上昇で抑えられた。顔局長は、20カ国・地域(G20)首脳会合を控えた米中貿易戦争の緩和への期待などにより、巨額の資金が流入したため、外国為替市場の安定確保のため介入を行ったと説明した。

 台湾の6月末の外貨準備高は、世界主要国・地域(5月末時点)と比較すると5位で、▽中国、3兆1,010億米ドル▽日本、1兆2,442億米ドル▽スイス、7,552億米ドル▽サウジアラビア、5,061億米ドル──に次いだ。