ニュース 金融 作成日:2019年7月8日_記事番号:T00084485
プラスチック商社の潤寅実業(ニュー・サイト・インダストリーズ)と関連企業に対し、市中銀行13行が行った融資が回収不能に陥った問題で、同社の女性経営者である王音之氏の老獪(ろうかい)な交渉術が重要な役割を果たしていたとみられることが分かった。
6日付経済日報によると、王氏の銀行との交渉力は秀でていた。王氏は台塑集団(台湾プラスチックグループ)各社との取引を背景に、自ら台塑集団の一員であるかのように振る舞い、実力を誇示していたとされる。
また、銀行との長年の取引で情に訴えることにたけていた他、大企業と口裏を合わせて銀行のチェックをかいくぐっていた。
王氏はこの他、度重なる融資トラブルで銀行が金利を大幅に引き上げると告げたのに対し、王氏は「融資枠を引き上げてくれれば、相場の2倍の利息を払う」などと銀行側を丸め込んでいたという。
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