ニュース 電子 作成日:2019年7月9日_記事番号:T00084500
半導体市場は米中貿易戦争などの影響で現在も供給過剰が続いており、サプライチェーンの在庫消化ペースが予想を下回っている。在庫が消化されるのは3カ月以上先で、需要期の下半期も十分な需要拡大が期待できないとみられている。9日付電子時報が報じた。
半導体市場は、▽米国の中国製品に対する制裁関税▽米国から事実上の禁輸措置を受けた中国のスマートフォン大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が在庫消化を進めていること▽スマホを含む消費者向け電子製品、データセンター、自動車向け需要の鈍化▽メモリー市況の低迷──などを受け、現在も供給過剰が続いている。
米中貿易戦争は一時休戦となったものの、再び激化する可能性があり、世界経済の不確実性は依然高い。また、▽日本が韓国に対して半導体と有機EL(OLED)関連の重要化学品3品目の輸出規制を強化したこと▽アップルのスマホ「iPhone」新機種の売れ行き見通しが不明なこと▽メモリーの在庫消化が来年まで続く見通しなこと──を受け、業界各社は下半期の景気見通しに慎重姿勢を強めている。
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