ニュース その他製造 作成日:2019年7月9日_記事番号:T00084504
太陽電池最大手、聯合再生能源(ユナイテッド・リニューアブル・エナジー、URE)は8日、年内に太陽電池部門の人員の15%、450人相当を削減すると発表した。洪伝献董事長は、どこに輸出しても、政府の補助を受けている中国メーカーに価格でかなわないため、太陽電池モジュールや太陽光発電システムに注力すると説明した。9日付経済日報が報じた。
中華航空(チャイナエアライン)の桃園本部ビル屋上の太陽光発電システム(4日=中央社)
同社は太陽電池生産能力を3ギガワット(GW)から、今後1~1.5GWへと半減する。変換効率の高い太陽電池を生産すると同時に、自社ブランドの太陽電池モジュールや太陽光発電システムまで手掛け、顧客にトータルソリューションを提供する。
南部科学工業園区(南科)と新竹科学工業園区(竹科)竹南科学園区(苗栗県竹南鎮)の一部工場で太陽電池やモジュールの生産を行い、林口工場(桃園市亀山区)と竹科工場は年内に他社に貸し出す予定だ。
同社は昨年10月、太陽電池大手3社、▽新日光能源科技(ネオソーラーパワー、NSP)▽昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)▽昱晶能源(ジンテック・エナジー)──の合併で誕生した。行政院国家発展基金(国発基金)などから資金27億8,000万台湾元(約97億円)を受け入れ、大手3社の合併で競争力を向上する狙いだった。
太陽電池業界は近年供給過剰が続き、▽元晶太陽能科技(TSEC)▽茂迪(モテック・インダストリーズ)▽益通光能科技(イートン・ソーラーテック)──など、人員削減や生産停止が相次いでいる。
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