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エバー航空ストの代償、人件費2億元増加


ニュース 運輸 作成日:2019年7月9日_記事番号:T00084512

エバー航空ストの代償、人件費2億元増加

 20日間に及んだ長栄航空(エバー航空)の客室乗務員ストライキは今晩終結を迎えるが、待遇改善により同社の人件費は2020年以降、年2億台湾元(約7億円)増加する見通しとなった。16年の中華航空(チャイナエアライン)の客室乗務員ストで同社の人件費が年21億元増加したのに比べ、エバー航空は人件費の増加幅を圧縮することに成功した。9日付工商時報が伝えた。

/date/2019/07/09/13eva_2.jpg客室乗務員は、長かったストの終結にほっとした表情を見せた(7日=中央社)

 エバー航空は中華航空ストのケースとは異なり、労使交渉で譲れない一線を堅持し、人件費の大幅増を回避することに成功した格好だ。

 一方、集計によれば、今回のストで6月20日から7月8日までに707便(往復ベース)が欠航し、売上損失は累計で約31億2,000万元となった。10日以降、客室乗務員が続々と職場復帰するため、7月末までには正常な運航に戻る見通しだ。