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設備投資の上半期輸入額、過去最高【表】


ニュース その他分野 作成日:2019年7月9日_記事番号:T00084514

設備投資の上半期輸入額、過去最高【表】

 財政部統計処が8日発表した上半期の設備投資関連の輸入額は前年同期比15.8%増の242億2,100万米ドルで、同期として過去最高を記録した。▽半導体の先進プロセス生産▽ハイテク大手の投資拡大▽台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資──など民間投資が拡大しており、下半期の輸出拡大を後押ししそうだ。9日付経済日報などが報じた。

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 6月の設備投資関連の輸入額は47億3,300万米ドルと、前月比36.1%増、前年同月比41.6%増だった。このうち、半導体関連設備は20億500万米ドルと、前月比62%増、前年同月比97%増だった。台湾積体電路製造(TSMC)の3ナノメートル製造プロセス開発と研究開発(R&D)センター設置に加え、▽フェイスブック(FB)▽アマゾン・ドット・コム▽マイクロソフト(MS)▽グーグル──などの台湾投資が貢献した。

 6月輸入総額は、前月比5.6%増、前年同月比6.6%増の245億1,400万米ドルだった。半導体関連設備に加え、プロセッサーなどの部品調達がけん引した。第2四半期の▽電子部品▽機械▽情報通信・オーディオ製品▽精密機器──の輸入額は同期の過去最高を記録しており、メーカーが下半期の需要期に向けて原材料調達を拡大していることを反映している。