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郭台銘氏、選挙情勢に強い危機感


ニュース 政治 作成日:2019年7月9日_記事番号:T00084516

郭台銘氏、選挙情勢に強い危機感

 国民党の総統候補指名に向けた予備選挙の世論調査が8日始まり、当初は「99%予備選を勝ち抜ける」と語っていた郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長から強い危機感をにおわせる発言が相次いでいる。9日付蘋果日報が伝えた。

/date/2019/07/09/17guo_2.jpg若年層の就業対策について語る郭氏(左)。民進党は、郭氏は経済政策で有権者を引き付ける可能性があり、韓氏よりも戦いにくい相手と見ていると伝えられる(8日=中央社)

 郭氏は同紙のインタビューに対し、「自分は危険にさらされている。選挙情勢は非常に緊迫している」とした上で、「自分の認識によれば、民進党が動員をかけて特定の候補者を支持している」と発言した。

 郭氏の発言は、国民党の世論調査でライバルの韓国瑜高雄市長に支持が集まるように工作が行われているとの見方を示したものだ。郭氏は「民進党はずっと自分(郭氏)が最も戦いやすい相手だと言っていたのだから、票を自分にくれるべきだ」とも述べた。

 郭氏はまた、国民党予備選に敗れた場合の対応について、「予備選の結果がどうであれ、絶対に離党することはない」と述べ、離党して総統選に出馬する意向はないことを強調した。