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JSRの携帯用レンズ材料「ARTON」、今年30〜40%の販売増


ニュース 電子 作成日:2008年6月27日_記事番号:T00008452

JSRの携帯用レンズ材料「ARTON」、今年30〜40%の販売増

 
 電子・光学材料大手のJSR(本社・東京都中央区、吉田淑則社長)は今年4月、1,000億台湾元(約3,500万円)を投じて台中に技術支援サービスセンターを設置した。同社台湾代理店の華立企業の陳秉宏総経理によると、携帯電話搭載のカメラレンズなどに使用される耐熱透明樹脂、「ARTON(アートン)」の販売量が今年30~40%大幅に成長する見通しだ。27日付工商時報などが報じた。

 JSR光電材料事業部の宇加地孝志部長は、「台湾には亜州光学(アジア・オプティカル)、大立光電(ラーガン・プレシジョン)、玉晶光など多くの光学レンズ大手メーカーがあり、既に集積効果を発揮している。今後台湾は、光学レンズ生産の世界の中心となる」とサービスセンター設置の理由を語っている。

 「ARTON」は高耐熱性、高透明性、低吸水率に優れ、500万画素以下の携帯電話カメラレンズでの使用に適している。陳総経理によると、カメラ付き携帯電話の画素数が向上を続ける中、一般のプラスチック材料では高画素の要求に応えられなくなっており、ARTOMに有利な状況となっているという。