ジャイアント、最高級自転車部品に参入


2019年7月9日16:09  ニュース

ジャイアント、最高級自転車部品に参入

記事番号:T00084521

 巨大機械工業(ジャイアント・マニュファクチャリング)は8日、最高級自転車部品ブランド「CADEX」を新設し、台湾や欧州などで9月より製品を発売すると発表した。高単価のカーボン製ホイール、タイヤ、サドルを台湾で生産し、今後取り扱い部品を拡大していく。電動アシスト自転車に続く新たな成長事業としたい考えだ。9日付工商時報などが報じた。

/date/2019/07/09/00cadex_2.jpgCADEX65ホイール。軽量性を追求するとともに、空気抵抗を極力低減し、横風の中でも安定走行ができるよう設計された。リムブレーキ対応とディスクブレーキ対応の2種類を選べる(同社リリースより)

 CADEXはジャイアントの自社ブランド自転車だけでなく、他社製の単価1万米ドル以上の最高級ロードバイクにもカスタムできるよう開発された。タイヤはロードレースでも使用できる。価格はカーボンホイールが1,800~3,200米ドル、サドルは300米ドルから、タイヤは100米ドルから。車体を極限まで軽量化して速度を追求する、サイクリストや選手のカスタム需要の取り込みを図る。

 台湾では、専売店300店舗のうち30店で販売する。海外では▽英国▽イタリア▽米国▽オーストラリア▽中国──など200店で販売する。

 ジャイアントは2016年より最高級自転車部品の研究開発(R&D)に着手し、エンジニアや生物力学の専門家の他、第一線のプロチームの選手が開発や試験に携わり、改良を重ねたと説明。CADEXの新製品や技術は完璧で、同社が協賛する競技自転車チーム、CCCの選手が、現在開催中のツール・ド・フランスで好成績を収めていると説明した。

高級自転車、20年発売へ

 ジャイアントは自社ブランドとして、レジャー用から競技用まで幅広いラインアップをそろえる「ジャイアント」、女性向けに開発した世界唯一のブランド「Liv」、街乗り用の「MOMENTUM(モーメンタム)」を展開し、ロードバイクや電動アシスト自転車を市場に投入してきた。

 同社は高級自転車市場について、今後世界市場で年間数万台規模の需要を見込んでおり、「ジャイアント」と「Liv」ブランドから20年に数量限定の高級モデルを発売する方針だ。