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彩晶のQ2中型パネル出荷、従来目標の7割か


ニュース 電子 作成日:2008年6月27日_記事番号:T00008453

彩晶のQ2中型パネル出荷、従来目標の7割か

 
 瀚宇彩晶(ハンスター)は、中型パネルの第2四半期の目標出荷枚数を従来の300万枚から200万枚に下方修正した。第1四半期の出荷枚数30万枚から10倍の大幅成長を見込んでいたが、最終的には33%もの目標枚数引き下げとなった。27日付工商時報が報じた。

 彩晶の下方修正は、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発する消費不振、インフレ率の上昇などの影響とみられる。また、これらの影響は他の中小型パネルメーカーでも出ているようだ。

 元太科技工業(PVI)は、中国のホワイトブランド(中国地場ブランドの携帯電話の総称)の需要減少を受け、4、5月の売上高が合計でわずか13億1,300万台湾元(約46億8,000万円)だった。このため、第2四半期の目標32億元の達成は困難な状況だ。

 中華映管(CPT)は従来、今年通年のデジタルフォトフレーム向け出荷枚数で700万~800万枚を予測していた。しかし、米国市場の消費不振でデジタルフォトフレームの需要が減少しているため、出荷目標を達成できないと判断、同パネルの生産ラインを低価格ノート型パソコン(ノートPC)用の生産に振り分けている。