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韓国瑜氏、郭氏を9.8ポイントリード【図】


ニュース 政治 作成日:2019年7月10日_記事番号:T00084551

韓国瑜氏、郭氏を9.8ポイントリード【図】

 国民党の総統候補指名に向けた予備選で、蘋果日報が同党の予備選実施方法に基づき実施した世論調査の結果では、韓国瑜高雄市長の支持率が41.9%に達し、郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長の32.1%に9.8ポイントの大差を付けてリードしている。10日付同紙が伝えた。

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 国民党予備選の世論調査は固定電話に無作為に電話をかける方式で、他党候補との比較を85%、党内候補同士の比較を15%反映させる方式で実施される。蘋果日報の調査は7月1日から6日にかけて実施された。

 今回の調査では、韓氏の妻が保有する雲林県内の農地に農舎と称して高級住宅が違法に建てられていたことが暴露報道されるなど、韓氏にはマイナス要素が多かったが、それでも韓氏に対する支持は揺るがなかった。

/date/2019/07/10/18han_2.jpg韓氏(中)。国民党の公式な世論調査は8~14日の夜間に電話で実施される(9日=中央社)

 国民党は15日にも公式な世論調査結果を公表する。現状で見ると、情勢は韓氏に有利と言えそうだ。その場合、焦点となるのが郭氏支持層の票がどう流れるかとなる。

 郭氏が離党して出馬せず、無所属の柯文哲台北市長が最終的に出馬するシナリオの想定で、文化大学社会科学院の邵宗海院長は「郭氏と柯氏の支持者はさほど重複していない。郭氏の支持者は国民党の固い支持層や40歳以上が多く、柯氏は青年の支持者が多い」とした上で、「郭氏が予備選を勝ち抜かなくても、支持者は涙をのんで韓氏支持に回るのではないか」と指摘した。