ニュース 電子 作成日:2019年7月12日_記事番号:T00084585
スマートフォン用カメラレンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)が11日発表した第2四半期粗利益率は69.6%で、前期比5.43ポイント上昇した。純利益は65億5,000万台湾元(約228億円)で29.6%増だった。米中貿易摩擦に関連して林恩平執行長は、同社は現在フル稼働で、7月業績は前月を上回るが、8月は見通しが立たないと語った。12日付経済日報が報じた。
第2四半期連結売上高は140億8,000万元で前期比43%増、営業利益は85億1,700万元で63%増、1株当たり純利益(EPS)は48.84元に上った。▽連結売上高▽粗利益率▽営業利益▽純利益▽EPS──のいずれも同期として過去最高だった。
林執行長は、下半期はペリスコープ(潜望鏡)構造やプラスチックレンズ7枚(7P)構成が増える見通しで、8P構成も共同開発中だと明かした。ペリスコープ構造レンズについて林執行長は、全てプラスチックレンズの設計が多いが、ガラスレンズを1枚加えることもできると語った。林執行長はまた、第5世代移動通信(5G)対応スマホは動画機能が充実し、輝度の重要度が増すので、レンズ口径が大きくなり、レンズ枚数が増えるとの見方を示した。
証券業界は、アップルが9月にも発表する新型スマホiPhoneは上位機種にトリプルレンズを搭載するとみている。ラーガンは背面カメラレンズだけでなく、前面カメラレンズも受注したとの観測が出ており、生産能力不足が続きそうだ。
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