ニュース 医薬 作成日:2019年7月12日_記事番号:T00084591
衛生福利部中央健康保険署(衛福部健保署)は、薬の重複処方による無駄遣い抑制などを目的とした全民健康保険の給付拒否審査の対象を今年1月から医薬品60種類に拡大したが、重複処方と見なされ給付が拒否された金額は、全土の医療機関で台湾大学医学院附設医院(台大医院)が最大で、年初来403万台湾元(約1,400万円)に上ったことが分かった。これに台北栄民総医院(タイペイ・ベテランズ・ジェネラル・ホスピタル)の256万元、新光呉火獅紀念医院(新光医院)の140万元が続いた。12日付中国時報などが報じた。
全民健康保険では現在、経口医薬品60種類について、14日分以上を処方する場合、患者の手元に10日分の薬が残存していれば重複処方と見なす。重複処方が多かった医薬品の種類は、▽抗高血圧薬▽抗血栓薬▽脂質降下薬──の順だった。
健保署は10月から、経口医薬品70種類について、給付拒否審査の対象を同じ条件で「7日分以上の処方」に厳格化する方針だ。これにより、医薬品の健保給付節約額は年間883万元に達する見通しだ。
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