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ASEの中国法人株、紫光集団から買い戻し


ニュース 電子 作成日:2019年7月15日_記事番号:T00084607

ASEの中国法人株、紫光集団から買い戻し

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)は12日、子会社の日月光半導体製造(ASE)が海外子会社を通じ、中国国有半導体大手、紫光集団系の北京紫光資本管理から中国法人の蘇州日月新半導体の株式30%を9,775万米ドルで買い戻すと発表した。13日付経済日報が伝えた。

 また、同じくASEH傘下の矽品精密工業(SPIL)も紫光集団系の紫矽電子科技から中国法人、矽品科技(蘇州)の株式30%を1億6,200万米ドルで買い戻す。SPILとASEはそれぞれ2017年、18年に中国法人に紫光集団からの出資を受けていた。今回の株式買い戻しについて、ASEHは「紫光集団の方針変更に伴うものだ」と説明した。

 紫光集団が出資した当時には中国への技術流出もささやかれた。紫光集団が両社の株式を売却したのは、同社が今月初めにDRAM事業群を設置するなど、業務再編を進めていることと関連があるとみられている。