ニュース 電子 作成日:2019年7月15日_記事番号:T00084608
日本の韓国に対する半導体材料の輸出管理強化を受け、NAND型フラッシュメモリーの市場価格が一段高となっている。NAND型フラッシュメモリー用コントローラーIC最大手、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)の潘健成董事長は「7月に入り、スポット価格が既に10%上昇した。理性的に見ても、まだ20~30%の上昇余地がある。パニック的な需要が生じれば、50%上昇してもおかしくない」との見方を示した。13日付経済日報が伝えた。
潘董事長によると、今回の上昇局面は1~2カ月前から始まっており、日本の韓国に対する半導体材料の輸出管理強化だけでなく、第1四半期の減産、東芝のメモリー工場での停電なども要因となっているもようだ。潘董事長は「第3四半期もNAND型フラッシュメモリー市況は良好ではないか」と予想した。
一方、半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)の呉敏求董事長は12日、「日本政府が輸出規制を取り続ければ、影響は非常に大きく、市場は極度に混乱しかねない」とした上で、DRAMやNAND型フラッシュメモリーが品薄となれば、相場が上昇し、台湾メーカーを含め、韓国メーカー以外の業界各社には追い風になるとの認識を示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722