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NANDフラッシュメモリー、さらに3割上昇も=群聯


ニュース 電子 作成日:2019年7月15日_記事番号:T00084608

NANDフラッシュメモリー、さらに3割上昇も=群聯

 日本の韓国に対する半導体材料の輸出管理強化を受け、NAND型フラッシュメモリーの市場価格が一段高となっている。NAND型フラッシュメモリー用コントローラーIC最大手、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)の潘健成董事長は「7月に入り、スポット価格が既に10%上昇した。理性的に見ても、まだ20~30%の上昇余地がある。パニック的な需要が生じれば、50%上昇してもおかしくない」との見方を示した。13日付経済日報が伝えた。

 潘董事長によると、今回の上昇局面は1~2カ月前から始まっており、日本の韓国に対する半導体材料の輸出管理強化だけでなく、第1四半期の減産、東芝のメモリー工場での停電なども要因となっているもようだ。潘董事長は「第3四半期もNAND型フラッシュメモリー市況は良好ではないか」と予想した。

 一方、半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)の呉敏求董事長は12日、「日本政府が輸出規制を取り続ければ、影響は非常に大きく、市場は極度に混乱しかねない」とした上で、DRAMやNAND型フラッシュメモリーが品薄となれば、相場が上昇し、台湾メーカーを含め、韓国メーカー以外の業界各社には追い風になるとの認識を示した。