ニュース その他製造 作成日:2019年7月15日_記事番号:T00084616
製紙大手の正隆(CLC)は12日、今年第1四半期のベトナムでの売上高構成比は7.8%で、昨年の6.9%から上昇したと明らかにした。米中貿易戦争や中国市場での競争激化を受けて、中国事業の整理とベトナム生産拡大を進めており、年内に11~12%を目指す。13日付経済日報などが報じた。
同社はベトナム3基目のロンアン省の紙器工場、ビンズオン省の製紙工場1期(段ボール中芯の年産能力30万トン)が、昨年末から今年にかけて稼働した。2021年第4四半期には、ビンズオン工場2期の段ボールライナー(表面紙)年産能力40万トンが稼働し、30年までに105万トンまで拡大する予定だ。中国や日本の製紙メーカーが相次いでベトナム投資許可を取得する中、正隆が先行している。
蔡東和総経理は下半期について、全体としてはやや楽観視していると述べた。一方、紙製品価格が米中貿易戦争で下落している影響で、上半期売上高は188億4,300万台湾元(約660億円)と、前年同期比9.3%減少した。ただ、原材料の紙パルプ価格の下落幅が紙製品を上回っているため、利益拡大に貢献している。
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