トラック運送の中連汽車貨運（台中市）が、12日付で運送事業を終了した。今月31日に800人余りの従業員を解雇する予定だ。13日付蘋果日報などが報じた。
中連貨運は経営悪化を受け、４月に運送事業からの撤退を発表。来年事業を終了する計画だったが、撤退発表後に既存顧客が離れ、売上高が急減したため、先月の董事会で当初計画より運送事業終了を早めることを決定していた。
中連貨運の幹部によると、４月に台中市政府労工局に大量解雇計画書を提出後、５、６月に一部の従業員を解雇した。７月末の解雇が一連の解雇計画で最大規模となる。
中連貨運は、運送拠点26カ所と土地を合わせ約４万7,000坪の資産を保有しており、今後は不動産賃貸業に注力する方針だ。６月に新竹物流（ＨＣＴロジスティクス）と▽三重区（新北市）▽新店区（同）▽新竹▽台中市▽彰化県▽南投県▽斗南鎮（雲林県）▽嘉義▽安平区（台南市）──の不動産計９件、２万500坪の賃貸契約を交わしている。
