ニュース 政治 作成日:2019年7月15日_記事番号:T00084625
蔡英文総統はカリブ海の友好国歴訪に先立ち、現地時間の11日午後、トランジットで米ニューヨークに到着し、現職の台湾総統として初めて同市を訪れた。同日夜、駐ニューヨーク台北経済文化弁事処に友好国17カ国の国連大使を招いてレセプションを開催。総統が米国内の公館で公式行事を行ったのも初めてで、台湾にとって外交面での大きな成果となった。中央社電などが伝えた。
友好国の国連大使と歓談する蔡総統(左2)。ニューヨーク滞在は2泊3日に及び、米国による厚遇を印象付けた(12日=中央社)
翌12日はコロンビア大学で講演を行い、台湾が地域において果たす平和と民主主義への役割に言及。香港での「逃亡犯条例」改正案に対する市民の反対運動は、中国の「一国二制度」は、独裁と民主が共存できない事実を世界に示し、言論の自由と人権、法治を選択した台湾は、独裁政権とますます遠ざかっていると強調した。
「隣人はとやかく言うな」
同日夜の華僑による歓迎夕食会では、中国が台湾に武器を供与する米国企業に制裁を課すと警告したことについて、「われわれは台湾の民主主義を守るために努力してきた。それは隣人(中国)にとやかく言われることではない」と批判した。
これに先立ち、中国外交部は11日、台湾への武器供与に加わる米国企業に制裁を実施する方針を示していた。王毅外交部長は「台湾独立分裂勢力に誤ったシグナルを送るべきではない。間違いを繰り返すべきではなく、台湾問題で火遊びはやめるべきだ」と警告した。
蔡総統は14日米国を出国し、午後にハイチを訪問した後、夜にセントクリストファー・ネビスに到着した。
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