ニュース 社会 作成日:2019年7月15日_記事番号:T00084626
大陸委員会(陸委会)に11日に入った連絡によると、中国・上海で活躍する台湾人株式アナリスト12人が中国公安当局の事情聴取を受け、うち3人が違法経営の疑いで逮捕された。14日付聯合報が伝えた。
上海市の繁華街にある仟和億のオフィス。台湾人アナリスト12人は全員出国禁止処分となっている(13日=中央社)
取り調べを受けたのは、いずれも上海仟和億教育培訓有限公司に所属する台湾人株式アナリスト。いずれも台湾の証券・先物のアナリスト資格を持っており、仟和億では教育課程を提供していた。捜査当局の捜査は、アナリストの営業資格が対象とされる。
仟和億は上海電視台の株式番組の元司会者、廖英強氏が経営しており、台湾の株式番組司会者で中台統一派政党の新党から総統選に出馬する楊世光氏も関与している。廖氏は今年5月、ブログなどで特定銘柄を推薦したとして、中国証券監督管理委員会(証監会)から1億2,900万人民元(約20億3,000万円)の罰金処分を受けたばかりだが、その後もウェブサイトやアプリを通じ、市況分析の活動を継続していた。仟和億の証券アナリストらは、楊氏が今月2日に総統選出馬を宣言した後、9日に上海市公安局の経済犯罪担当部門から事情聴取を受け、同社のウェブサイトやアプリは9日から接続できなくなっている。
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