ニュース 電子 作成日:2019年7月16日_記事番号:T00084634
台湾IC設計大手、聯発科技(メディアテック)が約13%を出資する中国の指紋認識ICメーカー、深圳市匯頂科技(GOODiX)はこのほど、台湾の同業、神盾(イージス・テクノロジー)にディスプレイ内蔵型の光学指紋認証チップ技術に関する特許を侵害されたとする訴えを中国の知的財産権裁判所、北京知識産権法院に起こした。16日付工商時報が伝えた。
原告の匯頂科技は特許侵害の停止と特許侵害商品の処分に加え、5,050万人民元(約7億9,000万円)の損害賠償などを求めている。
匯頂科技は「全従業員の努力がライバルに盗用された。法的手段に訴え、権益を守っていく」と説明。イージスは「特許は侵害しておらず、全て自主開発によるものだ」と反論している。
サプライチェーン関係者は、イージスは中国の光学指紋認識IC市場を開拓しようとしている段階で、突然匯頂科技から提訴され、短期的に中国のスマートフォンブランド向けの業務拡張に障害が出る可能性があると指摘した。
匯頂科技はメディアテックを2位株主とするメーカーで、光学指紋認識IC市場でトップシェアを握っている。
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