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7月テレビ用パネル価格、下落継続へ【表】


ニュース 電子 作成日:2019年7月16日_記事番号:T00084637

7月テレビ用パネル価格、下落継続へ【表】

 7月の液晶テレビ用パネル価格は、引き続き下落する見通しだ。米中貿易戦争とサムスンディスプレイ(SDC)の液晶パネル工場「L8-1-1」の稼働停止方針を受けた調達前倒しで在庫水準が高まり、6月価格は急落したが、一部メーカーが6~7月に行った生産調整効果は限定的だった。需要期の第3四半期も下落傾向が続きそうだ。16日付電子時報が報じた。

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 7月のテレビ用パネル価格予測は、▽32インチ、37米ドル(前月比1米ドル下落)▽39.5インチ、66米ドル(2米ドル下落)▽43インチ、79米ドル(2米ドル下落)▽49~50インチ、95~100米ドル(0~2米ドル下落)──と下落幅が軒並み縮小する見通しだ。

 55インチは115米ドルで前月比3米ドル下落と、下落幅は縮小するものの、過去最低を記録する見通しだ。65インチテレビの値下げの影響を受けた。

 超大型パネルは、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)や深圳市華星光電技術(CSOT)の生産拡大のため下落傾向が続き、65インチは185米ドルと前月比5米ドル下落、75インチは400米ドルを下回る状況が続く見通しだ。

 一方、モニター用液晶パネル価格は、第2四半期の調達前倒しで在庫水準が依然高く、第3四半期は23.8、27インチで下落が続く見通しだ。21.5インチ以下では、オファー価格が既に生産コストに近づいているため、下げ止まる可能性がある。