ニュース
金融
作成日:2008年6月30日_記事番号:T00008464
人民元両替、きょうからスタート
域内14の金融機関1,240支店および、ホテル、百貨店など67の「外幣兌換処(外貨両替所)」で人民元の両替業務がスタート。しかし、7月1日から始まると勘違いしている人も多いとみられ、同日午前に両替に訪れる人は多くなかった。30日付中央社などが報じた。
中央銀行によると人民元両替業務を許可されたのは、▽台湾銀行▽合作金庫商業銀行、台湾土地銀行▽中国信託商業銀行▽元大商業銀行▽国泰世華商業銀行▽兆豊国際商業銀行▽台湾中小企業銀行▽彰化商業銀行▽上海商業儲蓄銀行▽第一商業銀行▽台北富邦商業銀行▽華南商業銀行▽金門県信用合作社──の14機関。
両替レートについては各銀行が独自に設定することになっている。台湾銀行の30日午前のレートは、買い取りが1人民元に対し4.339台湾元、販売が1人民元に対し4.552台湾元、土地銀は買い取りが同4.337台湾元、販売が1人民元に対し4.549台湾元、国泰世華銀は買い取りが同4.3425台湾元、販売が1人民元に対し4.5535台湾元となっている。
当面、人民元の現金不足問題のため、台湾元から人民元への両替を受け付けるかどうかは各銀行の判断に任せられているため注意が必要だ。なお、ホテル、百貨店の「外幣兌換処」では人民元買い取りのみの業務となる。