ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年7月16日_記事番号:T00084643
台湾の中国鋼鉄(CSC)傘下の鋼構造物メーカー、中国鋼鉄結構(CSSC)の中国子会社は、8月末で中国江蘇省の昆山工場での生産を終了し、中国市場から撤退することを董事会で決定した。経営環境の悪化で受注見通しが立たなくなったためだ。16日付経済日報が報じた。
昆山工場の月産能力は約2万トンで、中国、日本、韓国などのメーカーと比べて規模が小さいため、生産コストを下げられなかった。CSC関係者は、受注の「質」、「量」ともに悪く、代金を回収できないケースもあったため、中国からの撤退は合理的な判断だと説明した。
昆山の中国子会社は、CSSCの100%出資で設立され、2006年に昆山工場を設置した。今年上半期の売上高構成比は約2%で、生産停止による業績への影響は軽微とされる。
CSSCの陳天民董事長は、昆山工場の敷地面積は200ヘクタール余りで、土地売却による利益が見込めると説明した。
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