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保険会社、株安で含み損拡大確実


ニュース 金融 作成日:2008年6月30日_記事番号:T00008465

保険会社、株安で含み損拡大確実


 馬英九政権発足後、台湾株の下落率は約20%に上り、保険会社からは含み損拡大を懸念する声が高まっている。地場系保険会社幹部は、生保会社の台湾株への投資総額は6,200億台湾元(約2兆1,500億円)に達し、株価の下げ幅を20%とすると、損失は1,240億元に達するとの見方を示した。第2四半期業績の投資損失拡大は避けられない見通しだ。30日付経済日報が伝えた。

 保険業界関係者は、第2四半期の損失拡大で、約半数の生保会社ではリスクベース自己資本比率が200%下回ると予測した。行政院は株安対策として保険会社による買い支えに期待しているが、同関係者は「損失がこれだけ拡大しているのに、誰も買いを入れる勇気はない」と指摘した。

 保険事業発展中心の統計によると、生保会社による台湾株への投資総額は4月末現在で6,201億1,900万元となっている。