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第3次金融改革、行政院が推進表明


ニュース 金融 作成日:2008年6月30日_記事番号:T00008466

第3次金融改革、行政院が推進表明

 
 邱正雄行政院副院長は27日、金融業界の再編を進め、銀行の競争力強化を図る第3次金融改革を推進していく意向を政府として初めて表明した。28日付工商時報が伝えた。
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 邱副院長は民進党政権が進めた第2次金融改革とは区別し、今後馬英九政権が進める改革を第3次金融改革と位置づけた。第2次改革とは異なり、期限や金融機関統合に数値目標を設けない。また、海外の金融機関も巻き込む形で改革を進める。

 邱副院長は「第3次金融改革は第2次改革とは理念が異なる。第2次改革は規模の拡大を掲げたが、台湾だけで拡大しても意味がない」と指摘し、海外への事業拡大も積極的に進めていく意向を示した。

 これに関連し、行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳樹次期主任委員は同日、金融再編に関する公聴会に出席し、金融機関同士の敵対的買収を認めていく意向を示した。

 ただ、陳次期主任委員は、金融機関の合併には慎重な処理が必要だとして、「誠意と信頼が必要条件であり、株主や労働組合の意見を重視していくべきだ」と強調した。