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韓蔡対決、韓氏11ポイントリード=蘋果日報【図】


ニュース 政治 作成日:2019年7月17日_記事番号:T00084678

韓蔡対決、韓氏11ポイントリード=蘋果日報【図】

 韓国瑜高雄市長が国民党の予備選挙に勝利したことで、二大政党の総統選公認候補が出そろった。17日付蘋果日報が掲載した最新の支持率調査によると、韓氏と民進党の現職、蔡英文氏の直接対決の場合、韓氏41.1%、蔡氏30.2%で、韓氏が蔡氏を10.9ポイントリードしている。

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 ただし、韓氏の支持率は前週、前々週の42.1%から1ポイント下落しており、郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長を圧倒した予備選の勢いは反映されなかった。

 一方、蔡氏は前週から4.3ポイント下落、香港の「逃亡犯条例」改正反対運動の追い風でピークを付けた6月11日(46.1%)からは15.9ポイントもの下落となった。この1週間は台湾総統として初のニューヨーク訪問が注目を浴びたが、支持率には反映しなかった。

 それでも蔡氏は反中テーマで再び支持率を上げる可能性が十分考えられる。一方、韓氏は対中関係、外交、高雄市政がネックな上、統治理念が不十分で、今後支持率が低下傾向となるとの分析が学識者から出ている。

柯氏、初の20%割れ

 総統選出馬を検討している柯文哲台北市長(無所属)を交えた三者対決での支持率調査では、韓氏36.4%、蔡氏23.2%、柯氏19.8%となった。韓氏と蔡氏の直接対決の場合と比べると、蔡氏の支持者の28%、および韓氏の支持者の11%が柯氏支持に流れる計算だ。

 なお、柯氏の支持率が20%を割り込んだは2月の調査開始以来初めて。二大政党の候補者が決まり、支持者が戻る結果、柯氏は支持率をさらに落ち込ませる可能性がある。

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