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台北市の中古不動産、6月は1坪5千元の下落


ニュース 建設 作成日:2008年6月30日_記事番号:T00008468

台北市の中古不動産、6月は1坪5千元の下落

 
 不動産仲介大手、永慶房屋の統計によると、6月の台北市の中古不動産の平均成約価格は、前月比で1坪当たり5,000台湾元下落して34万9,000元(約122万円)となった。下落幅は大きくないが、市場の購買意欲低下を反映したとみられる。30日付工商時報が報じた。

 台北市における中古不動産の成約価格は、今年1月は1坪平均が約33万2,000元、2月は同32万4,000元だった。その後総統選で馬英九候補が当選した3月は同34万3,000元と急速に上昇し、5月には35万4,000元にまで達していた。

 6月に入っての世界経済の後退懸念やインフレ問題の深刻化、台湾の株式市場も下落の一途をたどる状況に、台北市の中古不動産成約数は縮小し、成約価格も下落に転じた。

 信義房屋の呉銘鴻協理は、不動産市場は今後もある程度の揺り戻しが来るとの見通しを示している。特にこれまで異常に値上がりし、平均的な市場価格よりも大幅に高かった物件では下落幅が大きくなるとしている。ただ全体的に大きく下落するような事態にはならないとの見方だ。