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野菜の卸売価格、台風懸念で2年ぶり最高に


ニュース 農林水産 作成日:2019年7月18日_記事番号:T00084699

野菜の卸売価格、台風懸念で2年ぶり最高に

 台風5号(アジア名・ダナス)の台湾接近に伴う農作物への被害懸念から、台北市の果菜批発市場(青果卸売市場)では17日、各種野菜価格が上昇し、1台斤(600グラム)当たりの平均卸売価格は44台湾元(約150円)と過去2年で最高となった。前日からの上昇幅は11.7%。18日付聯合報などが報じた。

 価格高騰が目立ったのはネギで、1台斤62.1元と53.6%上昇。この他、▽チンゲン菜、54元(31%)▽空芯菜(クウシンサイ)、50元(22%)▽キャベツ、42元(19%)▽サツマイモの葉、41元(17%)──などの上昇が顕著だった。

 果物は1台斤当たりの平均卸売価格が41.2元と6.8%上昇した。▽バナナ、25元(19%)▽ドラゴンフルーツ、44元(12.8%)▽パイナップル、34元(6%)──などが上昇した。

 行政院農業委員会(農委会)農糧署の蘇茂祥副署長は、価格上昇は消費者心理が影響したもので、台風通過後に生産地に被害が出ていなければ、価格はすぐに戻るとの見方を示した。