ニュース 政治 作成日:2019年7月18日_記事番号:T00084703
来年1月の総統選挙は、二大政党の候補者が決まったことで、柯文哲台北市長(無所属)が出馬するのか否かが最大の焦点となっている。16日にインターネットメディアなどのインタビューを受けた柯市長は、「まだ迷っているが、今出馬すれば必ず負ける」との認識を明らかにした。18日付聯合報が報じた。
柯市長は果たして出馬するのか。出馬する場合に備えて、必要な署名集めの準備をしていることは明らかにした(17日=中央社)
「柯市長が出馬すれば(昨年の台北市長選で惨敗した民進党候補の)姚文智氏の二の舞になる」との民進党サイドの見方について質問を受けた柯市長は、「蔡英文総統は姚氏よりも強く、韓国瑜高雄市長は(台北市長選で僅差で敗れた国民党候補の)丁守中氏よりも強い。私が世論調査で8%以上リードしていることが条件だろう。だから、まだ原子爆弾を開発している段階だ」と答えた「原爆」の意味への質問には「台湾はかつて原爆開発に着手して途中でやめた」と話した。
当選できる確率が低いと考えているのかとの記者の質問に対しては、「私の思考ポイントはやや異なっており、台湾が次にどうするかということだ」と答え、当落が必ずしも最も重要な判断基準ではないとの考えも示唆した。
再選を目指す蔡総統については「一般庶民の話をあまり理解できない。そうでなければ週休2日制(一例一休)がなぜあのようになったのか」と批判。その上で、「彼女をとても恨んでいる。こうも多くの問題を引き起こさなければ私が出馬を悩むこともなかった。今のように続けるのであれば希望がない」と酷評した。
国民党の総統候補に決定した韓市長については「恐ろしい。全く予想できない」と表現。同党予備選で敗退した郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長よりも能力的に劣るとの見方を示唆した上で、韓市長ブームには社会的背景があると指摘した。
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