ニュース 政治 作成日:2019年7月18日_記事番号:T00084704
国家通訊伝播委員会(NCC)が、主要ニュースチャンネル11局が5月下旬に行った放送を調査した結果、政界の人物に関する報道の秒数で、中天新聞台は韓国瑜高雄市長を取り上げた割合が68.31%と、2番目の蔡英文総統の9.38%を大きく引き離していたことが分かった。中天は3月末、特定の人物に偏った報道の是正を求められていたものの全く改善が見られておらず、NCCは改めて報道姿勢を正すよう求めた。18日付自由時報が報じた。
韓市長の報道割合が最も多かったのは11局中9局で、ニュース本数に対する割合では中天が67.49%、TVBS新聞台が42.35%、年代新聞台(ERA NEWS)が38.52%だった。秒数、ニュース本数のいずれも約7割を占めた中天は偏向ぶりが突出している。
「国台弁から指示」=FT
英フィナンシャル・タイムズ(FT)は16日、中国時報と中天の記者の話として、両社の編集幹部が毎日、中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)から電話で編集・取材に関する指示を受けていると報じた。両社は、悪意が込められたフェイクニュースであり、他メディアが同報道を引用するのであれば告訴すると表明した。
FTはまた、中天電視(CTI)が所属する旺旺中時媒体集団は中国政府の影響を受けており、同じくグループ傘下の中国時報は中国共産党の代弁者と批判されるようになったと伝えた。
地方自治体の市長に対する報道が総統を大きく上回るのは想像もできないとの批判が、海外の識者からも出ている(17日=中央社)
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