ステンレス大手、大成不銹鋼工業が老舗のカーテンブランド「隆美窓簾」の株式48％を取得していたことが分かった。取得額は未公表。１年以内に出資比率を50％以上に高める。22日付経済日報が報じた。
大成鋼は、隆美窓簾の台湾の販売拠点72カ所を利用して、大成鋼傘下のブラインドブランド「百麗楽豪華百葉窓（サンランド・シャッターズ）」の販売拡大につなげる他、カーテンなどインテリア用品市場を開拓する。
大成鋼によると、サンランド・シャッターズは15年前に米国市場に進出し、現在は販売店500店と取引している。一方、台湾ではインターネット販売しか行っておらず、売上高は米国のわずか１％だ。
隆美窓簾の買収後、サンランド・シャッターズの台湾での６月売上高は前月比50％増加した。今月は半月で６月全体の売上高に達したという。
