ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

桃園空港第3ターミナル、23年の完成遅延も


ニュース 運輸 作成日:2019年7月22日_記事番号:T00084745

桃園空港第3ターミナル、23年の完成遅延も

 桃園国際空港第3ターミナルの主要工程の入札が先月行われたが、流札に終わった。流札は3回目。設計が複雑な上、建設コストが高いことから応札企業がなく、2023年末に延びた完成予定がさらに遅延する可能性が出てきた。22日付聯合報などが報じた。

/date/2019/07/22/13taoyuan_2.jpg第3ターミナルの完成予想図。学者からは再設計には時間がかかるとの見方も出た(21日=中央社)

 入札のネックになっているのは出境ロビーの設計だ。採光などの機能を持つ13万本のアルミニウムパイプを天井からつるす設計で、外観の良さ、騒音抑制、節電といったメリットがあるものの、設置に17億台湾元(約59億円)かかる上、メンテナンスが困難で、企業が応札しない原因となっている。

 桃園空港の運営会社、桃園国際機場公司の王明徳董事長は21日、設計を担当した英国企業に設計図の変更を依頼済みで、今月末に交通部に新たな計画を提出すると説明。設計が簡略化されれば工期を短縮できるため、23年に完成できる自信はあると表明した。