ニュース 電子 作成日:2019年7月23日_記事番号:T00084758
ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は21日、中国で8インチウエハー工場を擁する子会社の和艦晶片製造(蘇州、HJTC)の上海証券取引所への上場計画を断念すると発表した。同社は22日に上海証券取引所で取引が始まったハイテク企業向け市場「科創板(スター・マーケット)」への上場を計画していた。23日付経済日報が伝えた。
和艦は科創板初の台湾系企業となる予定だった。上場断念は中国の証券監督当局との間で、実質的経営権に関する認識が一致しなかったことが原因。
和艦は聯芯集成電路製造(廈門)、IC設計子会社の聯暻半導体(山東)を連結対象として、科創板上場を目指した。聯芯にはUMC本体が50%、和艦が15%を出資しているが、中国の証券監督当局は、和艦による15%の出資では聯芯に対する実質的な経営権を保有しているとは見なせないとの認識を示していた。
UMCの広報担当、劉啓東財務長は「中国での上場申請断念で中国での資金調達ルートには影響が出るが、UMCグループには米国、台湾、シンガポールに資金調達ルートがあり、影響は小さい」と説明した。
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