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福聚太陽能、多結晶シリコンを来年末に量産


ニュース その他製造 作成日:2008年6月30日_記事番号:T00008476

福聚太陽能、多結晶シリコンを来年末に量産

  
 李長栄化学工業と億光電子(エバーライト・エレクトロニクス)の合弁で昨年設立された多結晶シリコン(ポリシリコン)メーカー、福聚太陽能の李謀偉董事長は27日、「来年9月に試験生産を行い、年末までに量産が可能になりそうだ」という見通しを明らかにした。28日付蘋果日報が報じた。

 福聚太陽能は台湾初の多結晶シリコンメーカーで、蘋果日報によると、同社は初期段階の歩留まりは約6割と見積もっており、1年目の実質生産量は3,000トン(生産能力は5,000トン)、生産開始後1年間の売上高は100億台湾元(約350億円)を想定している。2010年の操業開始後、台湾域内市場で3~4割のシェアを獲得できる見通しだ。

 李董事長によると、現在、多結晶シリコン供給の長期契約価格は1キロ当たり90~100米ドルだが、世界的な供給不足でスポット市場では300米ドル以上に跳ね上がっている。同社は第1期ラインの完成後、直ちに第2期5,000トンの生産拡張計画に着手する。