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出前アプリ利用の飲食店、8割が食材・衛生検査不合格


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年7月23日_記事番号:T00084772

出前アプリ利用の飲食店、8割が食材・衛生検査不合格

 行政院消費者保護処(消保処)がアプリを通じて出前サービスを提供する飲食店26店を対象に食材と厨房(ちゅうぼう)の衛生管理について検査を行ったところ、全体の8割以上に当たる21店が不合格となった。23日付聯合報が報じた。

/date/2019/07/23/11food_2.jpg賞味期限が9年以上も前の食材も見つかった(22日=中央社)

 検査は5月に、▽台北市▽新北市▽桃園市▽新竹県▽台中市▽高雄市──の飲食店計26店を対象に行われた。26店はフードデリバリーサービスの「Uber Eats(ウーバーイーツ)」や「foodpanda(フードパンダ)」などと提携している。

 食材のうち野菜の検査では、サンプル20件のうち2件で基準を上回る残留農薬が検出された。また、6店で賞味期限切れの食材が見つかった。厨房の衛生管理の検査では6店のみが合格だった。

 Uber Eatsとfoodpandaなどは、提携先の飲食店に法律違反があれば、契約を終了する権利があると説明した。

 台湾消費者保護協会の徐邦瀚執行長は、フードデリバリーサービス業者は提携先の選定に責任を果たすべきと指摘。また、政府はフードデリバリーサービスの定型化契約(約款)に関する規定を制定すべきと訴えた。