ニュース 電子 作成日:2019年7月24日_記事番号:T00084787
林口長庚紀念医院(桃園市亀山区)と国家実験研究院(国研院)は23日、同医院の陽子線治療センターの実験室で、陽子線照射による宇宙用電子部品の耐放射線性試験を実施することで提携覚書(MOU)を締結した。24日付蘋果日報が報じた。
国研院の王永和院長(中)。台湾の航空宇宙産業サプライチェーンを支援する(国研院リリースより)
国研院国家太空中心(国家宇宙センター)の林俊良主任は、人工衛星の電子部品は宇宙空間で高エネルギーの放射線に晒(さら)されると、機能障害が発生したり、最悪の場合は損壊し、人工衛星が正常に稼働しなくなったりすると説明した。これまで台湾には宇宙空間の高エネルギー放射線環境を想定した実験室がなく、耐放射線性試験は欧米などで申請から完了まで1年以上かかっていたが、今後は林口長庚医院の実験室で1カ月以内に可能だ。
国研院は今後3年で計135時間以上の耐放射線性試験を実施する計画だ。
林口長庚医院の陽子線治療センターは2015年に完成し、これまで2,000人以上の肝臓がん、肺がん患者の治療を行ってきた。
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