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小売・飲食業の6月売上高、同月の過去最高に【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年7月24日_記事番号:T00084794

小売・飲食業の6月売上高、同月の過去最高に【図】

 経済部統計処が23日発表した小売業の6月売上高は3,113億台湾元(約1兆840億円)で前月比2.5%減、前年同月比4.5%増だった。飲食業の6月売上高は686億元で前月比1.2%増、前年同月比5.1%増だった。小売業、飲食業ともに同月としての過去最高を更新した。24日付工商時報が報じた。

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 小売業のうち総合商品小売業の6月売上高は1,015億元で前年同月比6.6%増だった。そのうち百貨店は256億元で9.4%増だった。新規出店、高級ブランド品の販売好調が理由だ。

 統計処は、7月は大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦7月「鬼月」(今年は8月1~29日)を前に、省エネルギー家電の買い替え補助や貨物税(物品税)還付制度が夏物家電の購買意欲を刺激すると予測した。

 飲食業のうち、レストラン業の6月売上高は567億元で前年同月比5.7%増、飲料店業は81億元で3.2%増だった。端午節(旧暦5月5日、今年は6月7日)連休、卒業シーズンの他、猛暑で冷たい飲料や冷菓がよく売れた。

卸売業、6%減少

 卸売業の6月売上高は前月比2.2%減、前年同月比6%減の8,344億元で、同月として過去2番目の高水準だった。米中貿易戦争の影響を受け、メモリーなどの電子部品や鋼材、石油化学原料の価格が下落し、▽機械器具業(コンピューターなど)、前年同月比3.2%減▽建材業、13%減▽化学業、14.3%減──となった。統計処は、卸売業の7月売上高は前年同月比6~9%減と予測した。