ニュース 運輸 作成日:2019年7月25日_記事番号:T00084828
交通部鉄道局は24日、台湾鉄路(台鉄)の南港駅(台北市)~頭城駅(宜蘭県)を、既存の本線とは別のバイパス新線で結ぶ「北宜直線鉄道」敷設計画について、翡翠ダム(新北市)の水源エリアを通過する直線ルート案を交通部に提出し、審査を受けることを決定した。25日付自由時報が報じた。
北宜直線鉄道のルートはこれまで二つの案で議論が続けられていた。今回提出するルートは、南港駅から本線と分岐し南へ向かい、頭城駅までの約36キロメートルを直線的に結ぶもので、宜蘭駅までの所要時間は特急列車「自強号」で37分となる。一方、提出が見送られた案は、翡翠ダムの水源エリアを迂回(うかい)して東に向かい、双渓駅(新北市)などで本線と交差後、南に向かい大渓駅(宜蘭県)で本線に合流、頭城駅に向かう約53キロメートルのルートで、宜蘭駅までの所要時間は47分が見込まれる。
翡翠ダムの水源地を通過する案は、地方からの強い支持を受けたが、ダムを管理する台北市政府の台北翡翠水庫管理局や環境保護団体から反対の声が上がっていた。鉄道局が今回開いた会議では、運輸面のメリットや経済効果がより高いとして「水源地ルート」の提出が決まった。
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