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フィギュア国際大会、台北開催中止巡り混乱


ニュース 社会 作成日:2019年7月25日_記事番号:T00084832

フィギュア国際大会、台北開催中止巡り混乱

 中華民国滑氷協会(CTSU)は23日、10月30日から11月3日まで台北小巨蛋(台北アリーナ)で開催予定だったフィギュアスケートの国際大会「アジアオープン・フィギュアスケート・トロフィー」について、国際スケート連盟(ISU)から台湾の開催権を取り消すとの通知を受け取ったと発表した。開催地は中国広東省の東莞に変更された。25日付自由時報が報じた。

 CTSUは当初、ISUからの文書に「国際情勢から見て、台湾は現在国際大会を開催するのにふさわしくない」などと書かれていたと説明したため、今回の事態は中国による圧力が原因と受け止められた。

 しかし、ISUは24日になって、5月の時点で台湾を含む加盟国・地域の競技団体から、開催地をアジアの別の地域に変更するよう提案があったため、香港の競技団体に開催権を委ねることを決めたと説明。CTSUもISUの文書には「国際情勢」という文言はなかったと釈明した。

 行政院、外交部、大陸委員会(陸委会)、教育部などは当初、政治的要因によるスポーツへの干渉だとして非難したが、ISU側の説明を受け、CTSUの対応に問題があった可能性が浮上したため、戸惑いを隠せずにいる。行政院はISUとCTSUから事情を聞くことにしている。