ニュース 電子 作成日:2019年7月26日_記事番号:T00084838
液晶パネル大手、友達光電(AUO)が25日発表した第2四半期純損益は26億8,000万台湾元(約93億7,000万円)の赤字だった。2期連続の赤字だが、第1四半期の純損失36億8,800万元からは改善した。韓国の同業、LGディスプレイ(LGD)の第2四半期純損失5,500億ウォン(約505億円)よりは良かった。26日付工商時報などが報じた。
AUOの彭双浪(ポール・ポン)董事長は、第2四半期はパネルの供給過剰と価格下落が続いた他、米国の対中制裁関税引き上げを見据えた調達前倒しでテレビなど最終製品の在庫水準が高かったと指摘した。
第2四半期の連結売上高は700億7,000万元で、前期比5%増、前年同期比6.6%減だった。粗利益率は2.8%に上昇した。営業損失は34億2,000万元だった。
上半期純損失は63億7,000万元に上った。ハイエンドやニッチ製品に注力し、消費者向け中~高付加価値製品の比率が50%以上に増加した他、消費者向け製品以外も25%近くに達した。
第3四半期見通しについて彭董事長は、米中貿易戦争による不確実性に加え、最終製品市場が盛り上がりに欠け、川下メーカーが在庫消化を優先させているため、慎重視していると述べた。大型パネル出荷は横ばい、売上高は前期並みとみている。AUOは、市場動向を見て稼働率を調整すると説明した。
彭董事長はまた、中国のパネルメーカーが短期間に生産拡大を進めたため、今後数年は供給過剰が常態化するとの見通しを示した。
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